2004年4月13日 報道発表

設置性、メンテナンス性、耐久性に優れた、店頭用
“セールスプロモーション用小型映像表示装置”

メモリーカードプレーヤー　「TC-4A1ANC」

〜4型液晶モニターに、動画コンテンツ再生・制御用ハード／ソフトウエアを搭載〜

TC-4A1ANC

写真は、メモリーカードプレーヤー「TC-4A1ANC」の設置例です。

　日本ビクター（株）の100％出資子会社で、主にデータ系周辺機器の開発・製造・販売を行っている（株）ビクター・データ・システムズ（VDS）は、セールスプロモーション市場向けに、4型液晶モニターに販売促進用動画コンテンツ（商品CMやイベント告知等）を再生するハード／ソフトウエアを組み込んだ、タイマー機能付メモリーカードプレーヤー「TC-4A1ANC」を発売します。
　本機は、これまで店頭で用いられてきた「テレビデオ」や「液晶モニター＋DVDプレーヤー」に代わる“セールスプロモーション用小型映像表示装置”として企画・開発した商品で、コンパクトな設置性、営業時間に合わせたタイマーオン／オフ機能搭載等の簡易なメンテナンス性、高耐久性、そしてスタイリッシュなデザインが特長の、セールスプロモーションの強力なサポートツールです。

品名 型名 希望小売価格（税別） 発売時期
メモリーカードプレーヤー TC-4A1ANC オープン 7月1日


＜主な特長＞

1. 4型TFT液晶モニターに、動画コンテンツ再生ボードを搭載
(1) 最大45分※の動画を再生できるメモリーカードプレーヤー
（※標準画質で512MBコンパクトフラッシュカードを使用時）
・ 画質を重視したMPEG2、長時間の再生が可能なMPEG1の動画フォーマットに対応し、品位の高いTVコマーシャルから、長時間の商品説明や教育ビデオなど幅広い応用が可能。
・ 最大512MBまでのコンパクトフラッシュカードに対応。
・ MP3オーディオフォーマットに対応。
・ 総合出力2W（1W＋1W）のステレオスピーカーを搭載し、騒音の多い売場環境においても販促効果を発揮。また、左右の音声構成を意図的に演出することで、より効果的なイメージを演出可能。
(2) 独立電源方式大型LCDタイマー搭載で、1日1回の動作開始、終了時間の設定が可能
・ 設置時にタイマー設定しておけば、営業時間に合わせて自動的にコンテンツ再生のオン／オフを行うので、設置店舗・施設スタッフの負担を大幅に軽減。
・ タイマー専用電池を搭載し、電源オフ状態でも約1年間※設定時間を保持。
（※使用状況により異なります）

2．店舗設置に配慮したさまざまな機能
・ 幅広い商品棚への設置を可能にした取付金具を標準装備（詳細はこちらをご参照）。
・ 飲料などの冷蔵庫内でも使用可能な動作環境（0℃〜40℃、湿度85％）。
・ 音量や電源スイッチをいたずらから守る「操作防止プレート」を採用。
・ 電源投入で自動スタートするパワーオンプレイ機能。
・ コンパクトなスタイリッシュデザイン（ロット有償対応で前面パネルのカラー変更が可能）。
・ AV出力端子を装備しており、外部モニターや音響設備と接続し大画面・高音質でのプロモーションが可能。

＜メモリーカードプレーヤー「TC-4A1ANC」の使用例＞
「TC-4A1ANC」の使用例-1 「TC-4A1ANC」の使用例-2 「TC-4A1ANC」の使用例-3 「TC-4A1ANC」の使用例-4

トップに戻る

＜企画意図＞
　セールスプロモーション市場においては、電子化や映像化により店舗販促の即効性が求められています。そうした映像コンテンツを用いたセールスプロモーションを行う場合、従来は「テレビデオ」や「液晶モニター＋DVDプレーヤー」が用いられてきましたが、設置性や耐久性、設置店舗・施設のスタッフに操作を依頼せねばならない等の問題がありました（詳細は下表ご参照）。
　こうした背景から当社は、従来の機器に代わる“セールスプロモーション用小型映像表示装置”として、コンパクトな設置性、簡易なメンテナンス性、優れた耐久性を持ち、スタイリッシュなデザインを採用したメモリーカードプレーヤー「TC-4A1ANC」を企画・開発しました。
　当社は本機を、セールスプロモーションをサポートする販売促進の強力なツールとして、セールスプロモーション業界に向け、積極的に提案・販売していきます。


＜従来タイプ機器とメモリーカードプレーヤーとの比較＞
比較項目 従来タイプ
「小型液晶テレビ＋DVDプレーヤー」		 従来タイプ
「ビデオ内蔵テレビ（テレビデオ）」		 メモリーカードプレーヤー
「TC-4A1ANC」
設置性 DVDプレーヤーは棚の下や奥に設置。電源の配線も2系統必要。 ビデオ内蔵テレビは14型クラスが標準的なサイズで、小さな商品の棚には設置困難。 一体型でかつ小型なので、幅広い場所に設置が可能。
棚への取付け 小型液晶テレビは車載用の金具などを使用して取付けるため、商品陳列に影響する。また、特殊な取付け具を作成する必要がある。 通常は棚への据置き。落下防止の対策が必要。 商品棚（定番棚）への取りつけを考慮したマグネット式の取付け金具を標準添付。奥行き20cmの短い棚への取付けも可能。
再生機能 テレビ、プレーヤーの再生操作を最低1日一回店頭で操作する必要がある。開店時の電源オンも手動。 再生操作を、最低1日一回は店頭で操作する必要がある。開店時の電源オンも手動。 コンセント電源投入での自動再生が可能。設定しておけば1日一回オン−オフするタイマー再生機能を搭載。毎日の店頭での操作が不要。
耐久性 DVDプレーヤーに稼動部があるので、長時間の使用や埃などの多い環境での使用は不向き。 VTRの稼動部があるので長時間の使用や埃などの多い環境での使用は不向き。また、テープの磨耗で画質や音質が劣化する。 メモリーカードのデータを再生するので稼動部や磨耗部品がなく、耐久性に優れる。
いたずら防止 コンシューマー向けのテレビやプレーヤーなので、店頭でのいたずら（電源操作、音量調整など）には対策が必要。 いたずら防止プレートを標準装備。電源コード引抜きや、音量調整などのいたずら防止が可能。


＜その他の特長＞
1. コンパクトでスタイリッシュデザイン
・ 派手さを抑えたシンプルでスタイリッシュなデザインを採用し、食品、衣料、電気製品、雑貨コーナー等様々なジャンルの商品売場で使用可能。前面パネルのオリジナルカラーへの変更も可能（ロット有償対応）。
・ コンパクトで高品位表示が可能な4型TFTカラーLCDを採用し、コマーシャルビデオを忠実に表現。

2．画質・音質劣化が無く、いつでも継続した動作を実現するメモリーカード再生方式

3. 大容量512MBまでのコンパクトフラッシュカードに対応
長時間で高品位の映像ソースを作成したいというニーズにも対応。

4．幅広い商品棚への設置を可能にした取付け具を標準装備
・ 奥行き20cmの短い棚板にも取付けが可能。
・ 商品の大きさや棚板間隔に合わせ、本体取付け位置（高さ）が3段階で調節可能。
・ 棚板のワイヤーガードを避けて設置が可能な取付け金具機構。
・ 音量や設定スイッチをいたずらから守る「いたずら防止プレート」を採用。

5. 店舗での操作、設置に配慮した機能
・ 水気のある売場でも設置が可能な耐湿構造を採用。また、スピーカーの振動板にも、耐水性に優れたプラスチック系素材を採用。
・ 耐トラッキングキャップ付ACプラグ（ACプラグのほこりによる発煙、発火を防止）。

＜主な仕様＞
TC-4A1ANC
LCDパネル 4型TFT　LCD
表示解像度 480×234 dot
表示色 フルカラー
対応メモリーカードインタフェース コンパクトフラッシュカード（最大512 MB）
再生可能ファイルフォーマット MPEG1、MPEG2（最大4 Mbps）
映像再生時間 高画質　（転送レート4 Mbps）　約17分
標準画質（転送レート1．5Mbps）　約45分
いずれも512 MBのコンパクトフラッシュカード使用時
スピーカー出力 1 W＋1 W　ステレオスピーカー
外部出力信号 コンポジットビデオ、ステレオ音声
タイマー機能 リアルタイムクロック、1日1回のON-OFF設定
動作環境 0 ℃〜40 ℃、湿度85％（結露なきこと）
電源電圧 DC12 V（ACアダプターから供給）
外形寸法 164 mm（幅）×92 mm（高さ）×37．5 mm（奥行き）
質量 470 g
付属品 ACアダプター、タイマー用電池（本体に装着）、標準取付け金具、
いたずら防止プレート（各取付けネジ含む）


＜（株）ビクター・データ・システムズについて＞
（株）ビクター・データ・システムズは、1973年9月、日本ビクター株式会社中央研究所を母体に、磁気テープ装置とオーダエントリーシステムを創業製品としてスタートしました。設立以来、コンピュータ周辺機器の専門メーカーとして、オリジナリティにあふれた装置・システムを開発し続け、現在、日本ビクター情報機器グループの一翼を担っています。
会社名 ：株式会社　ビクター・データ・システムズ
所在地 ：神奈川県大和市下鶴間1644番地
代表者 ：代表取締役社長　本田豊晴
株主 ：日本ビクター株式会社　全額出資
営業品目 ：表示装置、カードプリンタ装置、磁気テープ装置、応用装置
ISO9001認証取得　　ISO14001認証取得

トップに戻る

※：このページの内容は、報道発表日時点の情報です。その後、内容に変更が生じる可能性があります。
　　また、ご覧になった時点で、生産・販売が終了している場合がありますので、あらかじめご了承願います

この件に対するお問い合わせ先
報道関係窓口 ：日本ビクター（株）広報室 TEL：03-3289-2813
お客様窓口 ：（株）ビクター・データ・システムズ営業部 TEL：046-278-1712
(c)Copyright 2004 VICTOR COMPANY OF JAPAN, LIMITED All Rights Reserved.